チームビルディングを極める

2013.10.20

チームビルディングのポイントとは

Jon R. KatzenbachとDouglas K. Smithは、論文「The Discipline of Teams」(1993)の中で、成功するチーム作りのレシピを紹介しています。

  1. 「この」チームの必要性を説き、期待されている効果や目的を明確に伝える
  2. チームメンバーは、今持っているスキルや今後学び取れるであろうスキルを見極めてアサインする
  3. 最初のミーティングおよび初動に最大限の注意を払う
  4. チーム内にいくつかの明確なルールを設定する
  5. いわゆるQuick Winを設定し、成果をチーム内外にアピールする
  6. 新たな事象および情報によって定期的にチームを活気づける
  7. 多くの時間をチームで過ごす(寝食をともにする)
  8. 褒め言葉、ポジティブなフィードバックなどを行う

これに加えて、集められたメンバーは、チームとして機能するためには、まず

  • 自分を知る
  • 相手を知る

ことが大切です。このためには、普段の肩書きなど取り除くことのできる安心・安全である「場」を提供してあげることが必要となります。安心・安全な場であることが確認できると徐々に自分の殻が破られ、肩書きのメガネを通したものの見方、発言ではなくなります。この場合は、性別や体力などによってメンバー間で別の優劣が発生しないようできる限りフラットな環境を構築できる音楽(太鼓)などを使用するケースなどが増えています。

チーム内で健全な関係性が徐々に構築し始めると、いよいよ成果に向けた本格的なチーム活動が開始されます。その際には上述にも指摘されている通り、明確な目的や目標などをメンバーと共有します。やらされ感ではなく、自らが強い意志の下で「この」チーム活動を行うんだという意識が醸成されるように、チームオーナーの考える「この」チームの目的と目標とメンバーが認識している「この」チームのそれらの整合性を対話を通じてとっていきます。

リーダーシップやメンバーシップをそれぞれのチームメンバーは発揮し、自身の役割・責任を十分に果たすことができるよう活動中のモニタリング、メンタリングを行います。早期に成功体験を実現できるような計画立案するのもアドバイスする必要があります。

少なくとも3か月以内には何かしらの成功体験をチーム内外に認知する必要があります。

まとめると、チームビルディングの手法は、

  1. 自分の殻を破る
  2. 目的を共有する
  3. 自分の役割・責任範囲を理解する
  4. 早期に成功体験を実現する、そして
  5. その成功体験を組織内外に伝播する

ことになります。